建築を設計しているときに、
建物がどう見えるか、
またどのように見せたいかを考えます。
周囲との調和、法規による制限、コスト、建築主の想い、
使いやすいこと、メンテナンスがやり易いこと等なども考慮するので、
なかなか一筋縄ではいきません。
ファサードや、インテリアデザイン、ディテールなどで
建築主や設計者の意図をわかってもらうのは
なかなか難しいのでは。
「かっこいい」「うつくしいなぁ」「なんか良いやん」
と思ってもらうだけでしめたものです。
ところで「家」と書いてあれば「いえ」と、
を見れば「ほし」と
たいがいの人がわかるとおもいます。
で、この方法を建築に取り入れたのが、
です。
これは1982年より週刊少年ジャンプで連載されていた
「ハイスクール!奇面組」の1ページ目です。体育館がかっこいい。
マンガだからこんなんがアリというわけではありません。
ほら。
「円」。
日本銀行本店です。
辰野金吾が設計して1896年(明治29年)2月に竣工した建物です。
ハイスクールだから「HIGH」、
日本銀行だから「円」。
う~ん、わかりやすい。
それ以外はわからんけどね。
「HIGH]のほうは、なんか高台から見下ろしている感じだけど、
「円」は誰が見ることを想定したんだろうか?
高層ビルや、飛行機から?
ライト兄弟が飛行機を発明したのは1903年なんだけど・・・。
Googleマップを予測していたのか?
それとも宇宙人へのメッセージなのか・・・。
がんばろう◎ニッポン!